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BCクラシック最右翼のアルカンジェロ、引退後はレーンズエンドFで種牡馬に

2023年10月18日 13:10

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 今年のベルモントステークスなどを制しているアロゲート産駒のアルカンジェロが、現役引退後はレーンズエンドファームで種牡馬入りすることになった。米競馬メディア『bloodhorse.com』などが報じている。

 アルカンジェロは今年3月にデビュー3戦目で勝ち上がると、次戦のG3ピーターパンステークスで重賞初制覇。そこからベルモントSに挑み、2歳王者フォルテをはじめとする5頭のG1ホースを撃破すると、続くトラヴァーズステークスでもケンタッキーダービー馬メイジやプリークネスステークスの覇者ナショナルトレジャーらを相手に完勝し、3歳世代の最強馬としてブリーダーズカップクラシックでも1番人気と目されている。

 同馬を所有するブルーローズファームのJ.エバート氏は、アルカンジェロを当歳セールで初めて見た際に、今まで見てきた中で最も美しい馬だったと評価するとともに「ベルモント、トラヴァースと勝ち、BCでも1番人気になるかもしれないなんて信じられない。この旅路の始まりから、この馬のために私は一つひとつ正しい決断するべく努め、そして今回、また一つ重要な決断をした」と、レーンズエンドファームに託すことが最適との考えを述べている。なお、引退の時期については明らかにされていない。

 アルカンジェロはアロゲートが短い種牡馬生活の中で残したG1ホース5頭のうちの1頭。タピット産駒の母モデリングはキーンランドの繁殖牝馬セールにおいて285万ドルの高値で取り引きされた。モデリングはG1スターレットステークスを勝ったストリーミングの半妹で、最優秀繁殖牝馬にも選ばれたベターザンオナーの牝系。その産駒でベルモントSを兄妹制覇したジャジルとラグズトゥリッチズの近親に当たる。