NEWS

ニュース

ニュース/コラム

英アスコット競馬場とジョッキークラブ、米CDI社が国際的な知名度向上へ相互連携

2023年12月13日 13:15

  • 友だち追加数

 英アスコット競馬場が現地12日に公式サイトで英ジョッキークラブおよび米チャーチルダウンズ社(CDI)との三者間による連携強化策を発表。2024年から英米間のG1競走に優先出走枠を設けることを明らかにした。

 三者間の協力は国際的な知名度の向上を究極的な目標とし、アスコット競馬場、ジョッキークラブが所有するエプソム競馬場とニューマーケット競馬場、そしてCDIが所有するチャーチルダウンズ競馬場とコロニアルダウンズ競馬場を連携。重賞レースの出走馬に対して指定レースの優先出走権を付与するというもの。

 具体例としては、5月の第150回ケンタッキーダービー開催日に行われるG2ターフスプリントステークス(4歳以上、芝5.5ハロン)をロイヤルアスコット開催(6月)のキングチャールズ3世ステークス(3歳以上、芝5ハロン)に、同じくG1ターフクラシック(4歳以上、芝9ハロン)をクイーンアンステークス(4歳以上、芝8ハロン)に対応させ、それぞれ1頭を米国から英国に招待。優先出走権を与えるほか輸送費も補助する。

 その見返りとして、クイーンアンSおよびプリンスオブウェールズステークスを8月のアーリントンミリオン(3歳以上、芝10ハロン)に、ニューマーケット競馬場ジュライ開催のファルマスステークスをアーリントンミリオンと同日のビヴァリーD.ステークスに対応させ、英国から米国へ上記と同様のインセンティブを付与する。

 出走馬の選定はそれぞれの勝ち馬を最優先とし、希望しない場合は次位の入着馬が繰り上げられる。

 また、53日のケンタッキーオークスと同日のエッジウッドステークス、同4日のKYダービーと同日のアメリカンターフステークスの勝者は、それぞれワイルドカードとして英オークスと英ダービーに自動登録される。