現地6日に米競馬年度顕彰にあたるエクリプス賞のファイナリストが発表。アイルランド調教馬ながら米G1ブリーダーズカップターフを制したディープインパクト産駒のオーギュストロダンが最優秀3歳牡馬などに名を連ねた。

　A.オブライエン厩舎が管理するオーギュストロダンは英ダービーと愛ダービーを連勝し、秋にはG1アイリッシュチャンピオンステークス制覇からBCターフを連勝した。

　最優秀3歳馬部門では、ケンタッキーダービー馬メイジ、ベルモントステークスとトラヴァーズステークスの両G1を制したアルカンジェロとの争いに。最優秀芝牡馬部門ではブリーダーズカップマイルを勝ったマスターオブザシーズ、マンハッタンステークスとクールモアターフマイルの両G1を連勝したアップトゥザマークの古馬勢とタイトルを競う。

　各部門の候補馬はNTRA（全米サラブレッド競馬協会）および競馬メディアの『Daily Racing Form』、NTWAB（全米競馬記者協会）に所属する有資格者の投票に1位票10点、2位票5点、3位票1点を割り当て、合計得点の高い3頭を選出。各部門賞は1位票の最多獲得馬に贈られることが慣例となっている。