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ブレイブスマッシュ産駒ブレイブミード、調教中の事故で安楽死に

2024年04月10日 11:24

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 日本生まれのブレイブスマッシュを父に持ち、オーストラリアの短距離戦線で活躍したブレイブミードが現地9日、ウォリックファーム競馬場での調教中に深手を負って安楽死の措置が取られた。同馬を管理するC.マー調教師が公式X(旧ツイッター)で発表した。

 投稿の中でマー師は、ブレイブミードが負ったケガは手術が不可能な状態だったと説明。「競馬場では12戦して1度だけ入着を逃し、重賞とリステッドで3勝を含む5勝を挙げたタフな馬だった」「コース外では、他には見られないほど優しくて穏やかな馬だった」と突然の別れを惜しんでいる。

 また、同馬を共同所有するオーストラリアン・ブラッドストックのJ.ロヴェット氏によると、ブレイブミードは種子骨を粉砕骨折したとのこと。豪競馬メディア『racing.com』は「彼はオーナーたちにとって素晴らしい馬であり続けたし、種牡馬(ブレイブスマッシュ)には本当に良い広告塔だった。打ちひしがれるニュースだ」という同氏のコメントを紹介している。

 ブレイブミードの父ブレイブスマッシュは日本でデビューしたトーセンファントム産駒で、2歳時には重賞格付け前のサウジアラビアロイヤルカップを制覇。4歳の後半にオーストラリアへ移籍し、G1レースを2勝(フューチュリティステークスとマニカトステークス)して種牡馬入りした。