J.オルティス騎手が現地9日の米チャーチルダウンズ競馬場で通算3000勝を達成した。

　オルティス騎手は3歳ダート6ハロンの条件戦でセーブザツリーズに騎乗し、2馬身3/4差で勝利。ウィナーズサークルでは家族や友人、騎手仲間たちから祝福を受けた。

　米競馬メディア『bloodhorse.com』は、オルティス騎手の「とてもハッピー。多くのレースがあり、その過程で多くの人が私を助けてくれた。とても感謝している」というコメントを伝えている。

　オルティス騎手はプエルトリコ出身の30歳で、兄も北米を代表する名ジョッキーのI.オルティスJr.騎手。2012年に米国で騎乗を始め、13年以降はコロナ禍だった20年を除いて毎年200勝以上をマーク、16年には北米記録の351勝を挙げた。

　主なビッグレースの勝ち鞍は、17年のベルモントステークス（タップリット）、22年のプリークネスステークス（アーリーヴォーティング）など。ブリーダーズカップ開催でも5勝を挙げるなど、通算のG1勝ちは60を数える。