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ロマンチックウォリアーのシャム師、来季は国内優先の意向も安田記念の連覇には意欲

2024年07月03日 12:06

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 香港メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)がC.シャム調教師のインタビューを報じ、その中でシャム師は来シーズンのロマンチックウォリアーについて海外遠征のプランが白紙であることを語っている。

 昨年10月の豪G1コックスプレートから今年6月の安田記念までG1レース5連勝を達成するなど、記録的なシーズンを送ったロマンチックウォリアーは、安田記念の勝利によって11月のブリーダーズカップマイルの優先出走権も手にした。

 世界を股にかけたキャンペーンも一段落つき「我々にはたくさんの選択肢がある」というシャム師は、「ムーニーバレー(レーシングクラブ)のJ.ブライト氏がコックスプレートに再び来る気はないか私と(馬主の)P.ラウ氏に会いにきたし、ブリーダーズカップのB.ネイダー氏もピーター(ラウ氏)に連絡してきた」と海外の有力主催者からオファーが相次いでいることを明かした。

 その一方で「私としては香港に留まりたいが、ボスの話を聞く必要がある。11月まではこちらにいて、また香港カップ、香港ゴールドカップ、クイーンエリザベス2世カップとね。様子を見る必要はあるが」と個人的には海外遠征を避けたい意向を示している。

 ただし、安田記念の連覇については可能性を排除していない。「ブリーダーズカップはまだ先だし、(遠征馬に課される)オーストラリアでのCTスキャンは難儀だ」と気乗りしない感じのシャム師だが、「安田記念であれば同じようにできるかもしれない。東京に直行して、競馬場で検疫できる。非常にイージーだし馬にも優しい」と日本の受け入れ態勢を評価した。

「彼は1月で7歳になる訳だから、ちゃんと手入れをして、然るべき状況に置いてあげる必要がある」と、あくまでロマンチックウォリアーの状態を優先させる方針としている。