現地6日、英サンダウン競馬場でG3コーラルチャージ（3歳以上、芝5ハロン）が行われ、内ラチ沿いで逃げ馬の背後を追走した2番人気のマカロワが最後の100ヤードから抜け出すと、後方から追い込むプロサングエ（6番人気タイ）を振り切った（3/4馬身差）。

　さらに1馬身差の3着には逃げ馬と並ぶように先行したデスパレートヒーロー（3番人気タイ）が粘り込み、1番人気のリヴインザドリームは勝ち馬と3頭並走の外から伸び切れず4着まで。連覇を狙った5番人気イクウォリティは最下位の8着に沈んだ。

　マカロワはE.ウォーカー調教師が管理するアクラメーション（父ロイヤルアプローズ）産駒の5歳牝馬で重賞初制覇。昨年のコーラルチャージではイクウォリティから1馬身半差の2着に敗れており、ここにはロイヤルアスコット開催のキングチャールズ3世ステークス（7着）から臨んでいた。

　ウォーカー師は英競馬メディア『racingtv.com』などに対し、今後のマカロワについて英G2キングジョージステークスから英G1ナンソープステークスないし愛G1フライングファイブステークス、その後に仏G1アベイドロンシャン賞という青写真を披露している。