ニュージーランドで活躍中の日本人ジョッキー、浅野一哉騎手が拠点を韓国に移すことが分かった。ニュージーランドの競馬メディア『racingnews.co.nz』が報じている。

　浅野騎手はニュージーランドで8シーズン騎乗し、通算335勝。2023年3月にG1レヴィンクラシックをロマンシングザムーンで制すなどの実績を残している。

　同メディアによると、浅野騎手は今後数カ月以内に韓国馬事会（KRA）との騎乗契約を結ぶ見込み。「韓国での騎乗ライセンスを取得した。どのくらい滞在するかは未定」としつつ、「ニュージーランドの賞金も今は上がっているが、海外での経験もしてみたいので楽しみ」と話している。

　韓国行きを決めたきっかけは、かつてニュージーランドで騎乗し、現在は韓国で騎乗している田中正一騎手に誘われたとのこと。移籍する最大の利点に移動の少なさを挙げ、「ソウルを拠点とするつもり。韓国には2つか3つの競馬場しかないので、ニュージーランドに比べて移動は多くない」とコメント。「何が起こるか分からないが、きっと素晴らしい経験になる」と語った。