現地20日、米モンマスパーク競馬場でG3モンマスカップ（ダート9ハロン）が行われ、昨年のクラシック戦線をにぎわせたタピットトライスが約11カ月の休み明けをものともせず圧勝した。

　8頭立ての大外枠から出たタピットトライスは向こう正面まで外を回らされたものの、先頭から差のない3番手の好位を確保。第3コーナーで抜群の手応えのまま先頭に立つと直線では鞍上の仕掛けに応えて独走状態に入り、最後は1番人気のハイランドフォールズに5馬身1/4差をつけてゴールした。

　T.プレッチャー厩舎のタピットトライスはタピット産駒の4歳馬。昨年はG1ブルーグラスステークスを勝ち、G1ベルモントステークスとG1トラヴァーズステークスで3着と好走。しかしそこからは長期休養に入り、今春も脚の問題で何度か出走回避を余儀なくされていたが、その鬱憤を見事に晴らしてみせた。