米キーンランド競馬場で現地8日にG1ブルーグラスステークス（3歳、ダート9ハロン）が11頭により争われ、1番人気のタピットトライスが2番人気のヴェリファイングと直線で一騎打ちを展開。クビ差にねじ伏せて勝利を収めた。

　レースはヴェリファイングが発馬良く2番手で向正面に入ったのに対し、最内枠のタピットトライスは二の足が今ひとつ。第1コーナーでは前をカットされるなど、7番手から外に持ち出されて追い掛ける形になった。

　好位の外まで上がったタピットトライスだが、第3コーナーから手応え良く進出するヴェリファイングを鞍上に追っつけられながらの追撃。しかし、直線に入って外から叩き合いに持ち込むと、最後の100ヤードから先頭を奪ってねじ伏せた。さらに5馬身3/4離れた3着には3番人気のブレイジングセブンズが入線している。

　T.プレッチャー調教師が管理するタピットトライスは、前走のG3タンパベイダービーに続く重賞2勝目でG1初制覇。昨年12月のデビュー2戦目から4連勝とした。ブルーグラスSは昨年からG1に再昇格し、当時の勝ち馬ゼンダンは次戦のケンタッキーダービーで3着に好走している。