ナショナルトレジャー、BC参戦はダートマイルかクラシックか未定
2024年09月06日 13:45
昨年の米G1ブリーダーズカップダートマイルでハナ差2着だったナショナルトレジャーが、今年のBC開催では再びダートマイルに参戦するか、より高額賞金のクラシック(ダート10ハロン)に行くかがまだ決まっていないようだ。
B.バファート厩舎のナショナルトレジャーはクオリティロード産駒の4歳馬。クラシックではG1プリークネスステークスを制し、今年1月には米G1ペガサスワールドカップも勝った。
ただし9ハロンを超えるレースの良績はこの2つのみで、2月のG1サウジカップは4着、前走の米G1ホイットニーステークスは6着だった。一方でマイル戦では昨年のBCダートマイル2着のほか、今年6月のG1メトロポリタンハンデキャップの圧勝がある。
米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、オーナーグループのマネージングパートナーであるT.ライアン氏は「ダートマイル出走は必ずしも決定ではないと思う」とコメント。「勝てる可能性が最も高いレースに行くつもり。現時点では未定で、恐らく登録日まで未定だろう」としている。
またライアン氏はホイットニーSの敗因について「距離よりもトラック(重馬場)の問題だと思う」と分析。今後については「短期的な目標はカリフォルニアクラウンステークス(9月28日、G1、ダート9ハロン)で、その後にどの方向に進むか決めることになる」と語った。