英G1スプリントC、前走はAWで重賞勝ちの伏兵モンタシブが制す
2024年09月08日 10:32
英G1スプリントカップ(3歳以上、芝6ハロン)が現地7日にヘイドック競馬場で行われ、集団の後方を追走するモンタシブ(9番人気タイ)が前方から先に抜け出した7番人気カインドオブブルーとの接戦をアタマ差で制した。
2番枠のモンタシブは馬場の中央から外ラチ側に広がる集団に寄せていき、先頭から5馬身ほどの後方で中間点を通過。そのまま馬場の中央付近を通って終盤戦を迎えると、自身の直前から抜け出す構えのカインドオブブルーを最後の1ハロンから捕らえにかかり、併せ馬に持ち込んでねじ伏せるようにゴールした。
中間点で勝ち馬と2着馬の間に位置した6番人気のアンイコールラブがさらに3/4馬身差の3着に続き、1番人気のイニシェリンは2列目で先行するも伸びを欠き13着に沈んだ。
モンタシブはエクシードアンドエクセル産駒の6歳セン馬で、3着のアンイコールラブともどもW.ハガス調教師が管理。前走はニューカッスル競馬場のオールウェザーコースで行われたG3チップチェイスステークスでキンロスを下して重賞初制覇を飾っており、連勝でのビッグタイトル獲得となった。
英競馬メディア『racingtv.com』などによると、ハガス師は「アンイコールラブはやれるかもしれないと思っていたが、モンタシブには馬場が速すぎる感じがしていた。外ラチ側が有利でもあったし」とモンタシブの激走に驚く一方、「今までは7ハロンと1マイルを使っていたが、これで彼の適距離がわかった。彼は6ハロンでこそだ」と話し、次戦は英チャンピオンズスプリントステークスとしている。