日本競馬界のレジェンド、武豊騎手（55）が英愛のビッグレース制覇に意欲－。アイルランドのクールモアスタッドが26日、X（旧ツイッター）に同騎手のインタビュー動画を投稿した。

　武豊騎手は凱旋門賞でコンビを組むアルリファー（牡4、J・オブライエン）に騎乗するため、アイルランドを訪問。24日にはジョセフ・オブライエン厩舎で同馬に騎乗し、25日にはバリードイル（エイダン・オブライエン厩舎）を訪れ、ディープインパクト産駒オーギュストロダンを対面を果たしている。

　同騎手は動画の中で「今後、目標にするレース」を問われ、「たくさんあるけど、エプソムダービー（英ダービー）はいつか乗りたいな、勝ちたいなというのはあります。まだ乗ったことがないので乗りたいですし、アイリッシュチャンピオンSも、レパーズタウン（競馬場）自体乗ったことがないから、いつもテレビで見ていて乗りたいなと思っています」と英愛のビッグレース制覇に意欲を見せた。

　クールモアの専属調教師として活躍するエイダン・オブライエン調教師（54）はこれまでに英ダービーを史上最多10勝。愛チャンピオンSは昨年まで5連覇。史上最多12勝を挙げている。私設調教場「バリードイル」ではエイダンが自ら運転する車の助手席に座り、その調教内容や環境に感銘を受けた様子だ。

「初めてアイルランドのトレーニングセンター、調教施設を見て…、いやー、もう、まず広さにびっくりだし、施設の素晴らしさ、（エイダンの長男の）ジョセフのところ（私設調教場オウニングヒル）もそうだし、バリードイルも初めて来て、前から来たかったところだったので、いろいろと勉強になることばかりで、こういう環境だと馬にとってすごくいいな、と思いましたね」と刺激を受けた様子だった。

出典：日刊スポーツ