現地6日、米キーンランド競馬場でG1スピンスターステークス（3歳以上牝馬、ダート9ハロン）が行われ、圧倒的な1番人気に推されていたイディオマティックが圧勝で昨年からの連覇を果たした。

　6頭立ての最内枠から出たイディオマティックはハナを切ってレースをけん引。向こう正面で2番人気のキャンディドを4馬身近く引き離すと、コーナーでいったん後続を引きつけてから直線でスパート。そこからは独走状態に入り、キャンディドをかわして2番手に上がってきたオカルトに6馬身半差の圧勝だった。

　B.コックス厩舎のイディオマティックはカーリン産駒の5歳馬。今年は5月のラトロワンヌステークス以来となる2度目のG1制覇で、通算では5度目のG1勝ちとなった。米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、この後はいったんチャーチルダウンズに戻って微調整し、連覇のかかる11月の米G1ブリーダーズカップディスタフに向かうという。