豪G1ターンブルSはヴィアシスティーナが接戦を制す、コックスプレートへ評価を回復
2024年10月09日 12:40
豪フレミントン競馬場で現地5日に行われたG1ターンブルステークス(4歳以上、芝2000m)は、中団馬群の外から進出した2番人気のヴィアシスティーナが、背後から直線で併せにくる3番人気バッカルーとの追いくらべを0.2馬身差で制した。
12番枠のヴィアシスティーナは中団の後ろ寄りで馬群の外につけ、先頭に9馬身から10馬身の位置で中間点を通過。直線に向かって進出すると背後から併せにきたバッカルーの勢いに一度は押されるも、差し返すようにして追いくらべを制した。
1番人気のエリヤスは2番手追走から抜け出す構えも、残り100mで一気にかわされてさらに1.5馬身差の3着に敗れた。
C.ウォーラー調教師が管理するファストネットロック産駒のヴィアシスティーナは、8月のG1ウィンクスステークスに続くG1制覇。豪州移籍前の愛G1プリティポリーステークス、移籍初戦のランヴェットステークスと合わせて4度目のG1勝ち(重賞6勝目)とした。
豪競馬メディア『racing.com』はヴィアシスティーナのコックスプレートにおける前売りオッズが、5着に敗れて11倍に下落した前走のマカイビーディーヴァステークス後から7倍に回復したと報じている。
また、2着に惜敗のバッカルーはコーフィールドカップの前売りで11倍から6倍の1番人気に浮上。陣営はハンデ54.5kgで出走可能なコーフィールドC挑戦に気持ちが傾いているとし、馬齢重賞戦のコックスプレートは来年でも構わないと明かしている。