ザチョーズンヴロンにまさかの事態、獣医判断でBCスプリント出走不可に
2024年10月24日 13:00
米短距離路線の強豪ザチョーズンヴロンが、11月のG1ブリーダーズカップスプリントに出られなくなったことが分かった。米競馬メディア『bloodhorse.com』など複数のメディアが共同オーナーの話として報じている。
J.クルージャック厩舎のザチョーズンヴロンはヴロンスキー産駒の6歳セン馬。昨年は8連勝でG1ビングクロスビーステークスを制し、BCスプリントは5着。今年は再び6連勝で7月のビングクロスビーS連覇を果たしたが、8月のG2パットオブライエンステークスで2着に敗れていた。
ザチョーズンヴロンは今月19日に調教をこなしたが、21日には「調子が悪い」と判断されてカリフォルニア競馬委員会の獣医リストに載せられた。競馬公正安全局規則によると、健康状態の不良のためリスト入りした馬は最低14日間は出走できないため、11月2日のBCスプリント参戦は不可能となった。
クルージャック調教師は「BCの獣医が来て、馬の調子が悪いと判断した。どうすることもできない」とコメント。同師は「彼は100%健康。3歳の時に膝を手術したが、それ以降は完全な健康体だ」「ただちょっと変わった歩き方をするところがあり、それを跛行だと解釈された」とBCの決定に不満をあらわにしている。