ウシュバテソーロと激闘繰り広げたセニョールバスカドール、あと2戦で引退へ
2024年11月20日 13:05
今年のサウジカップを制したセニョールバスカドールが、今後はG2シガーマイルとG1ペガサスワールドカップの2戦で引退し、種牡馬入りすることになった。米競馬メディア『thoroughbreddailynews.com』が、ウェブメディアの『Horse Racing Nation』から引用する形で報じている。
セニョールバスカドールの生産者で主要馬主の一人でもあるJ.ピーコック氏は、前走のブリーダーズカップクラシック(5着)を「立派に走ったと思う。彼は非常に優秀な9頭に先着した。残りの4頭を捕まえられなかっただけさ」と評価。現在は順調に調教をこなしているという。
ピーコック氏は予定は流動的としながらも「これ(BC後にシガーマイルとペガサスWCを使うこと)は昨年と同じなんだ。昨年の今ごろは一戦ごとに良化していく感じだった」とレース選択の理由を明かし、それら2レースがハイペースになる傾向があるため、BCクラシックの経験が助けになると自信を見せている。
なお、ピーコック氏は現時点でセニョールバスカドールの種牡馬入りに合意している牧場がないことを認めつつ、それも近づいていることを示唆。セニョールバスカドールのために繁殖牝馬も買い進めており、仮にシガーマイルとペガサスWCを勝つことになっても、引退のプランに変更はないとしている。