ジャパンC参戦の外国馬は軽めの調整、オーギュストロダンは芝の感触確認
2024年11月21日 12:12
JRAは20日、24日に東京競馬場で行われるG1ジャパンカップに出走する外国馬の調教状況および関係者のコメントを発表した。
ディープインパクト産駒のオーギュストロダンは、馬場内国際厩舎内追馬場にて帯同馬を後ろにダク左回りで3周、芝コースにてダク左回りで1/2周、キャンター左回りで3/4周、常歩右回りで1/4周を消化した。
A.オブライエン調教師は「今朝は馬に芝の感触を確かめさせるために、芝コースで運動を行いましたが、快適そうに走っていました。騎乗したレイチェル・リチャードソン厩務員も馬の動きに満足していましたし、パトリック・キーティング調教助手も馬が厩舎に戻ってきた時に調子が良いと言っていましたので、私たちは皆満足しています」とコメント。「この馬はスピードがあり、ストライドや動きも大きく、2400メートルという距離が得意なので、東京のコースとジャパンCはぴったりの舞台だと思います」と話した。
英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの覇者ゴリアットは、芝コースにて同厩馬ルノマドを前にキャンター右回りで1/2周、左回りで3/4周、同じく後ろに常歩右回りで1/4周した。F.グラファール調教師は「馬の調子は良く、今朝の芝コースでの運動には非常に満足しています」と語り、「今年はキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを勝った後、ジャパンCに向けての準備に集中しました。これまでに連れてきた馬の中で一番良い馬だと思いますし、日本に来るのをとても楽しみにしていました」と続けた。
また同馬に騎乗するC.スミヨン騎手は「この馬はフランスにいた時よりも強くなったように見えました。今朝はルノマドを前に置いて、良いペースでスムーズに走れました。芝の状態は悪くなく、やわらかい馬場が得意なので、日曜日まで同じ状態が続くことを期待しています。ジャパンCで勝つには、スピードとそのスピードを維持できるスタミナを備えた良い馬が必要ですし、この馬が良いパフォーマンスを発揮してくれると確信しています」と述べた。
独G1・2勝馬ファンタスティックムーンは、馬場内国際厩舎内追馬場にてダク左回りで6周、常歩左周りで2周、ダートコースにてキャンター左回りで1-1/8周、常歩右回りで1/8周した。S.シュタインベルク調教師は「今朝は昨日よりもゆったりとしたキャンターをしましたが、馬の調子は良いです。すでに本国の芝コースで調教してきているので、ここではレースまで芝コースで調教する予定はありません。明日はR.ピーヒュレク騎手が騎乗して今日よりも速いキャンターを行い、騎手が馬の状態と動きをチェックします」と話している。