現地26日、米サンタアニタパーク競馬場でG1マリブステークス（3歳、ダート7ハロン）が行われ、L.デットーリ騎乗のレイジングトレントが勝利した。

　人気の一角だった米G1ブリーダーズカップスプリント2着馬ベントルナートら2頭が直前で出走取消となり6頭立てで行われたレースで、レイジングトレントは2番手の好位を素早く確保。2番人気のケンタッキーダービー馬ミスティックダンは先行勢から離れた5番手からとなる。

　第3コーナーで外からまくりに行ったレイジングトレントは直線入り口で先頭に立ち、そのままリードを広げて快勝。1馬身1/4差の2着にはストロングホールド、さらに半馬身差の3着にはイマジネーションが続き、ミスティックダンは見せ場なく最下位の6着に終わった。

　D.オニール厩舎のレイジングトレントはマキシマスミスチーフ産駒で、8月にG2パットオブライエンステークスを3連勝で制して重賞初勝利。前走のBCスプリントは7着どまりだったが、見事な巻き返しでG1初制覇を果たした。