今週から短期免許ディー騎手が美浦で調教「坂路もアメージング」
2025年04月23日 17:13
今週26日から短期免許で2カ月間騎乗するマイケル・ディー騎手（29）が23日、初めて美浦トレセンを訪れ、3頭の調教をつけた。
ニュージーランド出身でオーストラリアを拠点に活躍。22年コーフィールドCやヴィクトリアダービー、今年のニュージーランドダービーなど20年以降毎年G1を制覇している。「来日は初めてです。経験を積むために来ました。日本の競馬は世界で一番。世界中で乗れるジョッキーになりたい」と抱負を述べた。ウッドチップコースも「人生で初めて」とのことで「エキサイトしている。施設には思った以上に早く慣れることができそう。坂路もアメージング。バララットにもあるけれど、こんなにすごくはない」とトレセンの施設に感心していた。
27日のフローラS（G2、芝2000メートル）ではピコローズ（牝3、伊藤大）の騎乗依頼が来た。1勝馬なので抽選突破が条件となるが「こんなに早く素晴らしい馬に乗せていただけるとは。チャンスをもらえて感謝したい。光栄です。ジャパンCは昔から見続けていて、その東京競馬場で乗れるのは感慨深い」と胸を躍らせる。来日にあたっては日本でもG1を3勝した名手クレイグ・ウィリアムズ騎手から多くのアドバイスをもらったという。
騎乗スタイルは「馬に合わせて前でも後ろでもリズム良く乗る。オールラウンダーになりたい。力強く追う自信はある」。日本食はすしや刺し身、ステーキなど全て好きとのこと。香港、シンガポール、マカオに続く異国の地で思い切りステッキを振るう。