米G2パットデイマイルS、伏兵マッチョミュージックが逃げ切り
2025年05月06日 12:15

現地3日、米チャーチルダウンズ競馬場でG2パットデイマイルステークス(3歳、ダート8ハロン)が行われ、伏兵マッチョミュージックが鮮やかに逃げ切った。
ケンタッキーダービー路線で善戦しつつも距離適性などを考慮してこちらに回った有力馬が多い中、これが重賞初挑戦だったマッチョミュージックは果敢にハナを主張。直線に入っても後続との約3馬身差は縮まらず、そのまま逃げ切り勝ちを収めた。
3馬身1/4差の2着は2番手から流れ込んだ1番人気のマダケットロード。さらにクビ差の3着も3番手追走のゲーミングといった決着となった。
R.クライトン厩舎のマッチョミュージックはマクリーンズミュージック産駒。前走のダート7ハロン戦を11馬身1/4差で圧勝していたが重賞経験がなかったこともあって下位人気に甘んじていた。
米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、これが嬉しい重賞初勝利となったクライトン調教師は「本当に速い馬。半マイル45秒を切ったのはこれで5回目になるかも。1ハロンの延長は少し心配だったが、挑戦した甲斐があった」と語った。
なお昨年のこのレースの勝ち馬シーズザグレイは次走でクラシック第2戦のG1プリークネスステークス(ダート9.5ハロン)を制したが、クライトン師はマッチョミュージックの次走は6月7日のG1ウッディースティーブンスステークス(ダート7ハロン)を目標とすると語っている。