仏G2シャンティイ大賞（4歳以上、芝2400m）が現地1日にシャンティイ競馬場で行われ、C.デムーロ騎乗の1番人気アローイーグルが序盤の2番手から3番手に控えて直線を迎えると、逃げ粘る3番人気シバイアンをゴール前で際どく差し切った（短アタマ差）。

　わずか4頭立てのレースは直線で横一線の追いくらべとなり、連覇を狙った2番人気のジュンコはさらにクビ差の3着、最後方追走の4番人気モンドソワレが最下位での入線となった。

　アローイーグルはJC.ルジェ調教師が管理するグレンイーグルス産駒の4歳牡馬で、今回は重賞初制覇だった前走のG3エドヴィル賞から再戦のような組み合わせ。これで今年は無傷の4連勝としている。

　英競馬メディア『racingpost.com』が報じたレース後のコメントで、ルジェ師は「このレースは昨年の夏からプランにあったもので、計画したルートを忠実に守ってきた」「彼は兄（エースインパクト）ほど動きが良くないが根性がある。彼がここまでになったことに驚いているよ。凱旋門が目標であり、その前に一戦するだろう」と今後について明かしている。