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​カランダガンが悲願のG1初制覇、サンクルー大賞を快勝

2025年06月30日 11:55

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 現地29日、仏サンクルー競馬場でG1サンクルー大賞(芝2400m)が行われ、M.バルザローナ騎乗のカランダガンが待望のG1初制覇を果たした。

 5頭立てながら縦長の展開となったレースはジュンコがハナに立つと、2番手にゴリアット、3番手にアヴァンチュールと続き、カランダガンは4番手に控える。

 隊列が変わらないまま最後の直線に入ると残り400メートル付近で各馬がスパート。外からアヴァンチュールと馬体を併せて上がっていったカランダガンは残り200メートル過ぎでライバルを振り切って独走状態となり、最後はアヴァンチュールに3馬身半差の快勝だった。

 さらに2馬身半差の3着はジュンコ。ゴリアットは直線で手ごたえがないと見るやC.スミヨン騎手が追うのをやめ、大差の最下位(5着)に終わった。

 F.グラファール厩舎のカランダガンはグレンイーグルス産駒の4歳セン馬。3連勝で昨年のロイヤルアスコットでの英G2キングエドワード7世ステークスを制した後は今月6日のコロネーションカップまでG1での2着が4戦も続いていたが、ようやくG1での初白星を手にした。

 グラファール調教師は競馬メディア『Thoroughbred Daily News』に対し、「彼はこれまで一度も悪いレースをしたことはなく、チャンピオンに負けるか、状況に負けるかのどちらかだった。今日は全てが彼の思い通りに進み、彼がどれほど優れた馬であるかを見せられた」とコメント。

 さらに「キングジョージについては関係者と話し合うが、彼にはアスコットに行く資格がある。以前にも勝ったことがある場所だし、私は彼を100パーセント連れていきたいと思っている」と続け、昨年は同厩馬のゴリアットが制した英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスへの参戦を示唆した。