NEWS

ニュース

ニュース/コラム

Rアスコット開催を見送ったカインドオブブルー、G3チップチェイスSに回るも惨敗

2025年07月02日 13:45

  • 友だち追加数

 昨年10月にG1英チャンピオンズスプリントステークスを制すも、ロイヤルアスコット開催の同舞台で行われるクイーンエリザベス2世ジュビリーステークスを見送ったカインドオブブルーが、現地628日にニューカッスル競馬場で行われたG3チップチェイスステークス(3歳以上、オールウェザー6ハロン)に出走。1番人気に推されたものの後方追走から終盤に失速して8着に惨敗した。

 カインドオブブルーはゲートを決めるも折り合い優先で9頭立ての8番手に控え、中盤から進出を開始。一時は2番手争いに加わったもののしだいに伸び切れず後退する一方となった。レースはS.オズボーン騎乗のディリジェントハリー(6番人気タイ)が好発から45馬身のリードを奪って中間点を通過し、4番人気アナフの追撃をクビ差に封じた。

 ディリジェントハリーはC.コックス調教師が管理するデューディリジェンス(父ウォーフロント)産駒の7歳セン馬。これが重賞初制覇だが、昨年のG1アルクオーツスプリントとG2デュークオブヨークステークスで3着に善戦するなど、重賞での入着は通算5回あった。

 コックス師は「彼はAWトラックが好きだしまだ状態もいいから今日はビッグターゲットだった。ニューカッスルまで来て、こんな風に勝てれば凄く満足だよ」「これでG3を勝ったし、それなりに位置づけていくよ」とコメントしている。

 敗れたカインドオブブルーは今季初戦の仏G3グロシェーヌ賞で大きく出遅れて9着に惨敗。当初はクイーンエリザベス2世ジュビリーSを目標にしていたものの、同馬を所有するワスナンレーシングには他に有力馬(ラザットとフローラオブバミューダ)もいたため、こちらで仕切り直すことになった。

 昨年のチップチェイスSはモンタシブが重賞初制覇を飾り、次戦でG1スプリントカップも連勝している。