木村和士騎手「世界一のジョッキーになりたいんです」米西海岸で活躍!5日はコピオンとG2出走
2025年07月05日 17:45

米国西海岸で活躍している日本人の木村和士騎手(25)が絶好調だ-。6月20日から行われているロスアラミトス競馬場の開催でここまでトップタイの7勝。5日メインの牝馬限定G2、グレートレディMS(ダート1300メートル)では、G1・2勝を挙げ、米国の牝馬スプリント路線で中心的な存在となっているコピオン(牝4、R・マンデラ)と主役を務めることになる。
「ロサンゼルスデイリーニュース」電子版は4日、木村騎手のインタビュー記事を掲載。カナダで特筆すべき成績を残した同騎手が拠点を米西海岸に移し、トップジョッキーの1人となっていること、今年1月のケガで約2カ月間、戦線を離れていたこと、今回のロスアラミトス開催の活躍が7月18日から始まるデルマー競馬場の夏季開催への足掛かりとなることなどを紹介した。木村騎手は「とにかく世界一のジョッキーになりたいんです。『世界一のジョッキーは誰か?』と聞かれたときに、みんなが『それはカズシだ』って言われるようになりたいです。今は自分がカリフォルニア(西海岸)で一番のジョッキーになりたい」と語っている。
米国の名門牧場、スペンドスリフトファームが所有するコピオンは昨年12月に木村騎手とのコンビで挑んだラブレアSでG1初制覇。木村騎手が欠場中だった2月のG2サンタモニカSはアントニオ・フレス騎手で勝利を挙げ、ケンタッキーダービー当日の前走ダービーシティディスタフSは再び木村騎手を背にG1制覇を果たしている。
グレートレディMSは6頭立てで、コピオンは主催者想定の単勝オッズ(モーニングライン)が1・8倍の1番人気。ここを勝てば、秋に行われるBCフィリー&メアスプリント(G1、ダート1400メートル、11月1日=デルマー)へ向け、さらに評価を上げることになる。木村騎手は「彼女はブリーダーズカップを優勝する可能性を秘めています。もしかしたら(自身のこれまでの騎乗馬の中の)最強馬かもしれません」とコメントしている。