今年の英2000ギニー馬ルーリングコートは、初の10ハロン戦だった現地5日の英G1エクリプスステークスで3着と善戦。この結果にC.アップルビー調教師も満足しているようだ。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

　スタートでやや立ち遅れたルーリングコートは最後方からとなり、道中で内から2列目に進出。直線では包まれて仕掛けを待たされることになった。それでもアップルビー調教師は「敗れたというマイナス面よりも、プラスの面の方がはるかに大きい」とコメント。「予定ではあのような位置につけるつもりではなかったが、序盤の数ハロンのペースを考えるとオイシン（マーフィー騎手）に選択肢はなかった。あそこにとどまらざるを得なかった」と振り返った。

　今後については、日本からアロヒアリイも出走を予定している8月の仏G2ギヨームドルナノ賞（芝2000m）に向かうと明言。さらに来年はロイヤルアスコットの英G1プリンスオブウェールズステークスから始動できればと語り、来年の現役続行を示唆している。