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​レベルスロマンス、3年ぶりに独G1ベルリン大賞制覇

2025年08月11日 12:05

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 現地10日、独ホッペガルテン競馬場でG1ベルリン大賞(芝2400m)が行われ、1番人気に推されていた2022年の勝ち馬レベルスロマンスが3年ぶり2度目の勝利を手にした。

 大外枠から出たレベルスロマンスは、逃げる2番人気のジュンコを2番手でぴったりマーク。そのまま最後の直線に入るとじりじりと差を詰め、残り200メートル手前で先頭に。食い下がるジュンコを3/4馬身差で振り切った。3着にはさらに2馬身差でコールドハートが続いた。

 C.アップルビー厩舎のレベルスロマンスはドバウィ産駒の7歳セン馬。22年のベルリン大賞でG1初制覇を果たすと、この年は独G1オイロパ賞と米G1ブリーダーズカップターフも連勝。24年にはG1ドバイシーマクラシックに香港G1チャンピオンズ&チャターカップを制すなど世界各国で勝利を重ね、今年は英G2を2連勝後に英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスで3着に入っていた。

 英競馬メディア『At The Races』によると、アップルビー調教師は「彼がトップレベルで活躍し続けるのは、モハメド殿下にとっても素晴らしいこと」と語り、今後はカナディアンインターナショナル、ブリーダーズカップターフに向かう意向を示した。

 主戦のW.ビュイック騎手に代わって騎乗した19歳のB.ロックネイン騎手は、アップルビー厩舎の馬では今季12戦して8勝。待望のG1初制覇に「言葉では言い表せないほどの喜び。このような馬に騎乗できるのは本当に幸運だ」と喜び、「ビュイック騎手には心から感謝している。昨夜に彼と話したが、何をすべきかを的確に教えてくれた。彼はスーパースターだよ」と偉大な先輩に感謝していた。