英国のトップジョッキー、ホリー・ドイル騎手（28）が18日に更新された「スカイスポーツ・レーシング」の自身のブログで、インターナショナルS（G1、芝2050メートル、20日＝ヨーク）を展望した。

　「日本のエースがジャドモント（インターナショナルS）のスターホース相手に波乱を起こす可能性がある」という見出しのもと、ドイル騎手は見解を披露。「私はエイダン・オブライエン厩舎のドラクロワがゴドルフィンのオンブズマンを上回ると予想しています。サンダウン競馬場のエクリプスSはわずかな差でしたが、ドラクロワはうまく運べない中で、ライアン・ムーア騎手が粘り強く勝機を見いだしましたから」と人気を集める欧州2頭の優劣をジャッジした。

　続けて、「しかしながら、私は日本のスター、ダノンデサイルが戸崎圭太騎手によって、2頭の力量を測ることになると期待しています」と大きな期待を寄せた。「彼（戸崎騎手）は愛すべき人物（ラブリーガイ）なだけでなく、ドバイシーマCでこの4歳馬を勝利に導いたように、ずばぬけたジョッキーです。安田翔伍厩舎の牡馬はヨーク競馬場のコースを気に入ると思います。すでに速い馬場での実力は証明済みです」とダノンデサイル、戸崎騎手のコンビを絶賛している。

　ドイル騎手はブログで、20年7月から約5年間続いたイマド・アル・サガール氏との優先騎乗契約が解消されたという報道についても言及。「残念ですが、金曜日に告げられました。シーズンのこの時期なので、ショックでした。5年間、携わり、G1を含め、38勝を挙げることができました。キャリアの形成期にこのような素晴らしい機会を与えてくださり、イマド氏には心からの敬意を表し、深く感謝しています。彼とチームの今後のご活躍をお祈りいたします」とつづっている。同オーナーの所有馬では22年にナシュワで歴史的な仏オークス制覇を成し遂げた。

出典：日刊スポーツ