米三冠馬にして名種牡馬のアメリカンファラオ、来年は静内種馬場で供用
2025年10月11日 12:03

現役時代に米クラシック三冠を達成し、種牡馬としても世界各国でG1馬を送り出している名馬アメリカンファラオが、日本軽種馬協会の静内種馬場で2026年の1シーズン供用されることが発表された。
アメリカンファラオは父がパイオニアオブザナイル、母父はストームキャット系ヤンキージェントルマンという血統。2014年にG1を2勝して2歳王者に輝くと、翌2015年には37年ぶりの米三冠馬となったほか、ブリーダーズカップクラシックなども制して年度代表馬および3歳王者に選出された。
この年限りで引退して米アシュフォードスタッドで種牡馬入り。オーストラリアでもシャトル種牡馬として供用され、2019年には北米種牡馬ファーストクロップサイアーランキングの1位に輝いた。主な産駒には米G1ビホルダーマイルステークス勝ちのアズタイムゴーズバイ、オーストラリアンダービーなど豪G1を3勝のリフロケット、仏2歳G1クリテリウムアンテルナシオナルを制したヴァンゴッホなどがおり、芝とダート、距離を問わず活躍している。
日本でもG1フェブラリーステークスを連覇したカフェファラオ、ジャパンダートダービーを制したダノンファラオ、芝のG1スプリンターズステークスで2着のジューンブレアなどが結果を残している。