今年の3月にドバイG2アルマクトゥームクラシックを制してドバイワールドカップにも挑戦したインペリアルエンペラーが、12月19日にメイダン競馬場で8カ月半ぶりの実戦に臨むことになり、英競馬メディア『attheraces.com』などが報じた。

　英国のウスターに拠点を置くディーヴァレーシングが所有し、UAEのB.シーマーが管理するインペリアルエンペラーは、昨シーズンも11月から始動して年明けの1月にはG1アルマクトゥームチャレンジで僚馬ウォークオブスターズの2着に好走。次戦のアルマクトゥームクラシックで重賞初制覇を飾り、続くドバイWCでは11着に大敗してシーズンを終えた。

　昨シーズンの活躍を「信じられないほど」と評価するディーヴァレーシングのディレクター、R.タン氏は「彼は12月19日のマイル（G2アルマクトゥームマイル）か10ハロンのレース（リステッドのザエンティサー）でシーズンをスタートし、ワールドカップから遡って仕事をしていく」と計画を明言。復帰戦にリステッドを選択すれば、ハートオブオナーと対戦することになる。

　タン氏は「1月には彼が昨年2着だったアルマクトゥームチャレンジに行って、それからアルマクトゥームクラシックとドバイWCだ」と昨シーズンと同じ過程を想定していると続け、調整も順調に進んでいることを明かした。