クリンチャー
性齢 | 牡4 |
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父 | ディープスカイ |
母 | ザフェイツ |
母の父 | ブライアンズタイム |
調教師 | 宮本博 |
大目標の凱旋門賞に向けて踏み出したフォワ賞は、6頭立ての最下位という厳しい結果に終わった。序盤に周りの出方に合わせて位置を探っていたものの、ゲートの出が速かったこともあり押し出されるようにハナへ。そのままマイペースで逃げられたように見えたが、カプリやクロスオブスターズを引きつけて迎えた直線では、ほとんど抵抗できずに抜き去られてしまった。
優勝したヴァルトガイストにつけられた着差は約8馬身ほど。G1ホース4頭が参戦した本番さながらの重量級メンバーを相手に、遠征初戦では致し方ない面もあるが、収穫を得るよりも課題を突きつけられる格好となった。
ただ、レース後の武豊騎手は一度実戦を使われたクリンチャーの変わり身を期待するコメント。晴れやかな表情で気落ちした様子を微塵も見せず、本番へ前向きな姿勢を保っていたのが印象的だ。事実、クリンチャーは戦績的に叩き良化型で、武騎手がコンビを組んだ際は前回の阪神大賞典ともどもレース間隔が開いている。頭数が増える本番は馬群の中でレースもしやすくなるはずで、巻き返しの一手に注目したい。
クリンチャーの競馬データ