シーオブクラス
性齢 | 牝3 |
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父 | Sea The Stars |
母 | Holy Moon |
母の父 | Hernando |
調教師 | W.ハガス |
エルコンドルパサーが活躍した20年ほど前は地元フランス馬、それも3歳馬の天下だった凱旋門賞だが、ザルカヴァが圧勝した2008年以降の最近10年は、2011年にレコード勝ちしたデインドリーム(ドイツ)、2013年から連覇を果たしたトレヴ(フランス)、そして昨年のエネイブル(英国)など、調教国を問わず牝馬の活躍がトレンド化している。今年の凱旋門賞もエネイブルの連覇に注目が集まっているが、それに待ったをかけるかもしれない逸材が3歳牝馬シーオブクラスだ。
G1実績こそ昨年同時期のエネイブルには劣っているものの、その勝ちっぷりが与えたインパクトでは負けていない。レースの型は後方からの末脚勝負で、G1初制覇となった愛オークスでは英オークス圧勝のフォーエバートゥギャザーを最後方から差し切った。次戦では昨年にエネイブルも制したヨークシャーオークスへ駒を進め、直線残り2ハロン程度でごぼう抜きの圧勝劇。2馬身余り離した2着コロネットは、前月のフォワ賞を快勝したヴァルトガイストにサンクルー大賞でハナ差まで詰め寄った実力馬だ。
そうした比較から、シーオブクラスが相当な破壊力を秘めていることは想像に難くない。凱旋門賞では不利とされる脚質だが、約1600万円もの追加登録料を投じて参戦する以上、陣営にも十分すぎるほどの勝算があるはずだ。
シーオブクラスの競馬データ