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ディアドラは馬場状態の影響もあって8着に終わった。(Photo by Getty Images)

J.スペンサー 騎手(ディアドラ)

「道中もリラックスしていましたし、彼女の状態や走りには満足しています。ただパリロンシャンの芝コースは他のどの競馬場よりも深く、土がまとわりつくような感じで、いざ加速しようとした時に進んで行かず、これまでに経験したことのないものだったと思います。今回、騎乗機会をいただき感謝しています」

橋田満 調教師(ディアドラ)

「レース前に馬場を歩いて確認しました。雨は止んでいましたが、風が吹いたことによって表面の水分が飛んで、粘土質で脚にまとわりつくような重たい馬場になりました。

レースの運び方については騎手に一任しました。道中はスムーズに走れていましたし、最後の直線に向いて手応えも良かったですが、伸びきれなかったのはこの馬場をこなせなかったということだと思います。ディアドラは最後まで一生懸命に走ってくれました。

日本の馬は少しの雨ならこなせると思いますが、これだけの雨量があると訓練と適性が求められると思います。フランスの重たい馬場はイギリスのそれとも別物で特殊な馬場でした。ファンの皆様には温かいご声援をいただき、本当にありがとうございました」