マスターフェンサー
性齢 | 牡3 |
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父 | ジャスタウェイ |
母 | セクシーザムライ |
母の父 | Deputy Minister |
調教師 | 角田晃一 |
日本調教馬としてスキーキャプテン、ラニに続く史上3頭目の挑戦を果たしたケンタッキーダービーは、先駆者と比較して実績不足の評判を覆し、歴代最高の6着(7位入線から繰り上がり)という結果を残して大いに存在をアピールした。道中は集団から離れた最後方に置かれる形になったものの、最終コーナーで先頭のマキシマムセキュリティが外へ膨らむと、J.ルパルー騎手が広がった馬群を冷静に見極めて内を選択。最後はラチ沿いから怒とうの追い上げを見せ、5着のゲームウィナーとはわずかにアタマ差。勝ち馬との差は2馬身少々の争覇圏まで接近した。
道中は向正面で馬群の外側を追走してから内へ入り、最終コーナーでも外へ向かった後に内へ舵を切るなどロスを重ねていた。ゴール板を通過した後の勢いは他馬より明らかに勝っており、結果的に脚を余した格好。ルパルー騎手がマスターフェンサーに初騎乗でなければ、さらに上位をうかがえた可能性は高いだろう。
今回の舞台となるベルモントパーク競馬場はアメリカ屈指の大箱コース。ゆったりしたコーナーと長い直線はマスターフェンサーの味方となるはずで、ルパルー騎手とのコンビも継続するなら前進必至だろう。より強気な騎乗で栄冠へ突き進んでほしい。
マスターフェンサーの競馬データ