ウォーオブウィル
性齢 | 牡3 |
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父 | War Front |
母 | Visions Of Clarity |
母の父 | Sadler's Wells |
調教師 | M.キャシー |
ウォーオブウィルはケンタッキーダービー馬不在のプリークネスステークスを制したが、その勝利は決して相手に恵まれたものではない。KYダービーでは1位入線したマキシマムセキュリティの背後につけ、最終コーナーでは外から負かしにいったものの、そこで降着騒動の原因となった走行妨害に巻き込まれてしまった。プリークネスSでも逃げ馬を背後でマークし、今度は内をすくって快勝。同じ形でレースを進めたプリークネスSの内容から、不利がなければKYダービーでも上位争い可能だったと想像できる。
その裏付けとなるのが2月のリズンスターステークスで、KYダービー繰り上がり優勝のカントリーハウス(2着)に2馬身1/4差をつけて快勝している。2着から5着馬までが中間点を10番手以下の通過という先行馬総崩れの展開で、ウォーオブウィルは2番手追走から3コーナー先頭という横綱相撲。次戦、KYダービー直前のルイジアナダービーでは9着に大敗したが、スタート直後にトモを滑らせて先行できなかったうえ、 包まれ通しでリズムに乗れなかったのが原因だ。
短距離での活躍馬が多いウォーフロント産駒で今回は距離が課題となるが、ダートに転向後はスムーズに先行できれば勝ち切っている。スタミナがもてば二冠達成も夢ではない。
ウォーオブウィルの競馬データ