性齢 | 牡3 |
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父 | Uncle Mo |
母 | Borealis Night |
母の父 | Astrology |
調教師 | B.バファート |
このBCクラシックで最多の4勝を誇るB.バファート調教師が、地元・カリフォルニアでの記録更新を期して送り込むアレイビアンナイト。キャリア4戦の3歳馬で経験こそ浅いが、底を見せていない不気味さも併せ持っている。
昨年の11月5日、先にデビューした2歳馬たちが覇を競うBC開催初日のキーンランド競馬場で初陣を迎え、ダート7ハロン戦を7馬身1/4差で圧勝。いずれ相まみえるであろう同世代のライバルたちに名刺代わりの走りを見せつけ、独特の喧騒に包まれる競馬場でBCの“試走”も済ませている。それから約3か月を空けた3歳初戦は、サウスウェストSで5馬身半差の逃げ切りを決め、重賞初制覇で三冠戦線に堂々と名乗りを挙げた。
しかし、チャーチルダウンズ競馬場によるバファート師の出走停止措置が継続されることになり、転厩で対処を図るも体調を崩して休養入り。三冠戦を断念する間に再びバファート師の管理に戻り、7月のハスケルスSから再始動した。当時は大外枠もあり中盤まで先行争いの形となったうえ、後続から早めに追撃される苦しい展開で初黒星を喫したが、続く前走のパシフィッククラシックではじっくりとハナに立って主導権を握り、ハスケルスSで屈したゴーロケットライドの追撃を振り切ってG1初制覇としている。一発あっても不思議はない。