性齢 | 牡4 |
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父 | Race Day |
母 | Catching Diamonds |
母の父 | Into Mischief |
調教師 | R.ダトローJr. |
ホワイトアバリオは3歳の昨年にガルフストリームパーク競馬場のホーリーブルSで重賞初制覇を飾り、さらにフロリダダービーも連勝。南からの主要ルートに乗ってケンタッキーダービーへ駒を進めた。しかし、本番では外の15番枠から型とする先行策を取れず、中団馬群の外で流れに乗れないまま大敗。次戦のオハイオダービーはG3の相手関係で2着に巻き返すも、その後は今年初戦のペガサスWCまで苦戦が続き、8ハロンのシガーマイルHで唯一の3着に善戦した一方、9ハロンの残り3戦では5着以下と距離の壁を感じさせた。
ペガサスWC の1か月後には7ハロンの条件戦で仕切り直し、さすがに力が違い4馬身半差でフロリダダービー以来となる白星を手にした。しかし、次戦に予定していた7ハロンのG1カーターHを体調不良で回避すると、さらには調教師の不祥事に巻き込まれて転厩。波に乗れない状態の中で迎えたメトロポリタンHもBCダートマイルの覇者コディーズウィッシュに完敗の3着に終わる。
ところが、続く前走のホイットニーSでは軽快に逃げ、メトロポリタンHで後塵を拝したコディーズウィッシュとゼンダンを寄せつけずに6馬身1/4差の圧勝を飾った。この1戦だけでは評価が難しいが、フロリダダービーを勝ったようにもともと力はある。転厩によってきっかけをつかんだとすれば、BCクラシックでも不気味な存在となってくる。