ブリーダーズカップマイル 2023/11/5(日) 05:30発走 サンタアニタパーク競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

ウインカーネリアン

Photo by 伊藤 康夫/アフロ
性齢 牡6
スクリーンヒーロー
コスモクリスタル
母の父 マイネルラヴ
調教師 鹿戸雄一

ここまで4回のG1挑戦で入着がないウインカーネリアンだが、このBCマイル挑戦は妙手となるかもしれない。海外遠征は3月のゴドルフィンマイル(6着)で経験済み。当時は初のダート戦ながら型とする先行策を貫き、前年の覇者でもあるバスラットレオンらと直線半ばまで先頭争いを演じる大きな見せ場を作った。2回目の遠征はベストの芝1マイルだけに前進も見込めよう。

ウインカーネリアンはオープン入り後に重賞2勝を含めて4勝している。そのうち3勝は東京と新潟の左回りで、残りの1勝も阪神の外回りと、直線の長さでは国内トップ3の舞台で挙げた。しかも、今年の東京新聞杯で逃げ切ったのをはじめ“決まり手”は全て3番手以内からの押し切り。それに対してBCマイルの舞台となるサンタアニタパーク競馬場の芝コースは左回りで直線の長さも半分ほどしかない。

ウインカーネリアンのG1実績は皐月賞での4着が最高。2000mの距離はベストの1マイルより長い一方で中山競馬場の直線は短く、2番手からの粘り込みと現在と変わらぬ形で結果を出している。左回りの1マイル、直線も短い今回は申し分のない舞台設定。相手関係が強力で自分のレースをできる保証はないが、それが叶えば世界を驚かせる可能性もあるだろう。