ブリーダーズカップマイル 2023/11/5(日) 05:30発走 サンタアニタパーク競馬場

レース傾向(STATS)

アメリカ競馬における下半期のハイライト、ブリーダーズカップデー。
芝の最強マイラーを決めるのはブリーダーズカップマイル。今年は日本からソングラインとウインカーネリアンが参戦する。
過去10年のデータより、ブリーダーズカップターフのゲート番別、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • モージ

    121

  • マスターオブザシーズ

    120

  • ソングライン

    120

  • ジーナロマンティカ

    118

  • ケリナ

    117

  • シャールズスパイト

    116

  • カサクリード

    116

  • ウインカーネリアン

    115

  • エグゾルテッド

    111

  • デュジュール

    111

  • モアザンルックス

    111

  • マスターオブフォックスハウンズ

    110

  • ラッキースコア

    109

  • アストロノマー

    109

注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして3ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが11月2日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのはアイルランドのモージで121、次いでマスターオブザシーズと日本のソングラインが120となっている。もう1頭日本から出走するウインカーネリアンは115となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 0 1 1 6 0% 12.5% 25%
2 0 2 1 7 0% 20% 30%
3 1 0 1 8 10% 10% 20%
4 1 2 0 7 10% 30% 30%
5 2 0 0 8 20% 20% 20%
6 1 1 0 8 10% 20% 20%
7 1 0 0 8 11.1% 11.1% 11.1%
8 1 2 1 5 11.1% 33.3% 44.4%
9 0 1 0 9 0% 10% 10%
10 0 1 2 7 0% 10% 30%
11 1 0 0 8 11.1% 11.1% 11.1%
12 0 0 1 8 0% 0% 11.1%
13 0 0 2 6 0% 0% 25%
14 2 0 1 5 25% 25% 37.5%
15 0 0 0 1 0% 0% 0%
16 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利を輩出しているのは5番ゲートと14番ゲートの2回。連対率・3着内率を見ると、2番ゲート、8番ゲートも好成績を収めている。昨年の覇者モダンゲームズは4番ゲートからスタートしている。

昨年の覇者モダンゲームズ(Photo by Getty Images)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
3歳 4 1 2 24 12.9% 16.1% 22.6%
4歳 1 4 3 28 2.8% 13.9% 22.2%
5歳 4 5 3 32 9.1% 20.5% 27.3%
6歳 1 0 2 15 5.6% 5.6% 16.7%
7歳以上 0 0 0 3 0% 0% 0%

3歳と5歳が4勝ずつ、連対率、3着内率でも好成績を収めている。有力馬の一頭、イギリスのモージも3歳。次いで4歳と6歳が1勝ずつで7歳以上の勝利はない。

有力馬の一頭、イギリスのモージ(Photo by Getty Images)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 8 8 10 81 7.5% 15% 24.3%
牝馬 2 2 0 21 8% 16% 16%

過去10年は牡馬・セン馬が8勝を挙げている。牝馬は過去2回制覇しており、勝率・連帯率では牡馬を上回っている。日本から参戦するソングラインにも期待がかかる。

日本から参戦する牝馬のソングライン(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 17.9% 28.2% 33.3%
10倍~29.9倍 1.5% 9.2% 18.5%
30~49.9倍 8.3% 8.3% 25%
50~99.9倍 6.7% 13.3% 13.3%
100倍以上 0% 0% 0%

単勝10倍未満が最も勝率が高く、連帯率・3着内率に広げても好成績を収めている。単勝10倍以上の馬も馬券圏内に入るケースがあり、50倍以上の馬も勝利を挙げている。2020年はオーダーオブオーストラリアが単勝74.2倍で制している。伏兵の馬にも注意が必要だ。
※2021年はJRAオッズ、それ以外は現地オッズ。

2020年は伏兵オーダーオブオーストラリアが制し、波乱の結果に。(Photo by AP/アフロ)

表6:前走レース別成績表

ブリーダーズカップマイルにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
ファーストレディステークス(米・G1) 2 1 0
フォレ賞(仏・G1) 2 1 0
クールモアターフマイル(米・G1) 2 0 3
ウッドバインマイル(加・G1) 1 3 1
クイーンエリザベス2世ステークス(英・G1) 1 2 0
ムーランドロンシャン賞(仏・G1) 1 0 0
愛インターナショナルステークス(愛・G3) 1 0 0
デルマーマイルハンデキャップ(米・G2) 0 1 2
シティオブホープマイルステークス(米・G2) 0 1 0
ニッカーボッカーステークス(G3) 0 1 0
英チャンピオンズスプリントステークス(英・G1) 0 0 2
ロッキンジステークス(英・G1) 0 0 1
条件戦 0 0 1


過去10年の1~3着馬の前走レース別成績。ファーストレディステークス、フォレ賞、クールモアターフマイルが2勝ずつ。他は各国のマイルG1を中心としたステップが多いようだ。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
アメリカ 5 5 7 56 6.8% 13.7% 23.3%
イギリス 3 1 2 20 12.5% 16.7% 25.0%
アイルランド 1 2 1 16 4.8% 14.3% 19.0%
フランス 1 1 0 8 10.0% 20.0% 20.0%
カナダ 0 1 0 1 0% 50.0% 50.0%
日本 0 0 0 1 0% 0% 0%
ドイツ 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利を挙げているのが地元アメリカで5勝、次いでイギリスの3勝と続く。今年もフォースターデイヴHを制したカサクリードを中心に地元アメリカ馬が多数エントリーしている。

有力馬の一頭、地元アメリカのカサクリード(Photo by Eclipse Sportswire)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

 

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