ブリーダーズカップターフ 2023/11/5(日) 06:50発走 サンタアニタパーク競馬場

レース傾向(STATS)

アメリカ競馬における下半期のハイライト、ブリーダーズカップデー。
芝2400メートル路線のチャンピオンを決めるのがブリーダーズカップターフで、今年は日本からシャフリヤールが参戦する。
過去10年のデータより、ブリーダーズカップターフのゲート番別、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • モスターダフ

    128

  • オーギュストロダン

    124

  • オネスト

    123

  • キングオブスティール

    122

  • シャフリヤール

    121

  • アップトゥザマーク

    121

  • ウォーライクゴッデス

    118

  • ボリショイバレエ

    117

  • ブルーム

    116

  • ゴールドフェニックス

    112

  • バラディア

    111

  • ゲットスモーキン

    111

  • アダモ

    109

注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして3ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが11月2日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのはアイルランドのモスターダフで128、次いで同じくアイルランドのオーギュストロダンが124となっている。日本から出走するシャフリヤールは121となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 1 1 0 8 10% 20% 20%
2 1 1 2 5 11.1% 22.2% 44.4%
3 1 2 1 5 11.1% 33.3% 44.4%
4 0 1 0 9 0% 10% 10%
5 1 1 1 6 11.1% 22.2% 33.3%
6 0 0 0 10 0% 0% 0%
7 0 2 1 7 0% 20% 30%
8 0 1 0 9 0% 10% 10%
9 2 0 2 5 22.2% 22.2% 44.4%
10 1 0 1 8 10% 10% 20%
11 2 0 1 6 22.2% 22.2% 33.3%
12 1 1 1 6 11.1% 22.2% 33.3%
13 0 0 0 4 0% 0% 0%
14 0 0 0 2 0% 0% 0%
15 0 0 0 1 0% 0% 0%
16 0 0 0 1 0% 0% 0%

内枠から外枠にかけて満遍なく勝利しているが、最も勝利を輩出しているのは9番ゲートと11番ゲートの2回。2番ゲート、3番ゲートも連対率と3着内率が高い結果となっている。昨年はレベルスロマンスが5番ゲートから勝利している。

昨年の覇者レベルスロマンス(Photo by Getty Images)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
3歳 3 3 2 10 16.7% 33.3% 44.4%
4歳 5 4 2 27 13.2% 23.7% 28.9%
5歳 2 2 4 29 5.4% 10.8% 21.6%
6歳 0 1 1 18 0% 5% 10%
7歳以上 0 0 1 9 0% 0% 10%

4歳が最も多く勝利しており5回。次いで3歳が3勝、5歳が2勝となっている。今年はヨーロッパからオーギュストロダン、キングオブスティールが3歳の身で挑戦している。6歳以上の勝利はなく、連対率、3着内率も低い。

人気が予想されるオーギュストロダンは3歳馬(Photo by Getty Images)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 7 7 7 88 6.4% 12.8% 19.3%
牝馬 3 3 3 5 21.4% 42.9% 64.3%

過去10年では牡馬・セン馬が7勝しているが、勝率・連対率・3着内率牝馬で見ると牝馬の方が好走をしている傾向にある。2020年はアイルランドの牝馬、タルナワが勝利を収めた。

2020年に勝利したタルナワ(Photo by Getty Images)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 22.2% 38.9% 58.3%
10倍~29.9倍 4.3% 8.7% 13%
30~49.9倍 0% 5.3% 10.5%
50~99.9倍 0% 5.6% 5.6%
100倍以上 0% 0% 0%

単勝10倍未満の馬が最も勝率が高く22.2%。連対率・3着内率で見ても好成績を収めている。2018年は1.8という圧倒的1番人気に応え、女傑エネイブルが勝利を収めている。30倍以上は勝利を収めていないが50~99.9倍の馬が馬券圏内に入ることもあり、人気薄の馬も軽視はできない。
※2021年はJRAオッズ、それ以外は現地オッズ。

2018年、圧倒的な人気に応えて優勝したエネイブル(Photo by Getty Images)

表6:前走レース別成績表

ブリーダーズカップターフにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
凱旋門賞(仏・G1) 2 3 0
ジョーハーシュターフクラシック(米・G1) 1 2 5
英チャンピオンステークス(英・G1) 1 2 2
アーリントンミリオン(米・G1) 1 0 0
セントジェームズパレスステークス(英・G1) 1 0 0
オペラ賞(仏・G1) 1 0 0
オイロパ賞(独・G1) 1 0 0
フォワ賞(仏・G2) 1 0 0
条件戦 1 0 0
アイリッシュチャンピオンステークス(愛・G1) 0 1 1
ジョンヘンリーターフチャンピオンシップステークス(米・G2) 0 1 1
英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークス(英・G1) 0 1 0
ヴェルメイユ賞(仏・G1) 0 0 1


凱旋門賞をステップにした馬が2回勝利を挙げ、2着も3回と好成績を収めている。他はジョーハーシュターフクラシックやアーリントンミリオンなど地元アメリカのG1をステップにする馬や、ヨーロッパの主要レースからの参戦が目立っている。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
アイルランド 4 4 3 10 19.0% 38.1% 52.4%
イギリス 3 2 1 10 18.8% 31.3% 37.5%
アメリカ 2 3 6 67 2.6% 6.4% 14.1%
フランス 1 1 0 2 25.0% 50.0% 50.0%
ドイツ 0 0 0 3 0% 0% 0%
アルゼンチン 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利を挙げているのがアイルランドで4勝。次いでイギリスの3勝、アメリカの2勝となっている。日本馬は過去に1度しか参戦していないが、シャフリヤールにはブリーダーズカップターフ初制覇の期待がかかる。

日本馬初制覇の期待がかかるシャフリヤール(Photo by Getty Images)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

 

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