ブリーダーズカップクラシック 2024/11/3(日) 06:41発走 デルマー競馬場

レース傾向(STATS)

アメリカ競馬における下半期のハイライト、ブリーダーズカップデー。
そのメインレースを飾るのは、ダート中距離のチャンピオン決定戦、ブリーダーズカップクラシック。今年は日本からフォーエバーヤングとウシュバテソーロ、デルマソトガケが参戦予定。
過去10年のデータより、ブリーダーズカップクラシックのゲート番別、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • シティオブトロイ

    127

  • フィアースネス

    123

  • セニョールバスカドール

    121

  • ウシュバテソーロ

    120

  • シエラレオーネ

    120

  • フォーエバーヤング

    119

  • タピットトライス

    117

  • ネクスト

    117

  • ハイランドフォールズ

    117

  • デルマソトガケ

    116

  • ニューゲート

    115

  • アーサーズライド

    113

  • ピレニーズ

    113

  • ミクスト

    111

  • ラトルンロール

    107


JRAが10月31日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのはアイルランドのシティオブトロイで127、次いでアメリカのフィアースネスが123となっている。日本から出走するウシュバテソーロは120、フォーエバーヤングは119、デルマソトガケは116となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 0 0 2 8 0% 0% 20%
2 1 0 0 9 10% 10% 10%
3 0 0 2 8 0% 0% 20%
4 3 3 0 4 30% 60% 60%
5 1 0 0 9 10% 10% 10%
6 0 1 0 9 0% 10% 10%
7 1 2 2 5 10% 30% 50%
8 0 2 2 6 0% 20% 40%
9 2 1 0 4 28.6% 42.9% 42.9%
10 1 0 0 5 16.7% 16.7% 16.7%
11 0 1 0 4 0% 20% 20%
12 0 0 1 2 0% 0% 33.3%
13 0 0 1 1 0% 0% 50%
14 1 0 0 1 50% 50% 50%

最も勝利を収めているのは4番ゲートの3回。次いで9番ゲートの2回。連対率、3着内率にまで広げると7番ゲート、8番ゲートも好成績を収めている。昨年はホワイトアバリオは2番ゲートから勝利している。

昨年の覇者ホワイトアバリオ(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
3歳 4 3 4 29 10% 17.5% 27.5%
4歳 4 6 5 24 10.3% 25.6% 38.5%
5歳 2 1 1 17 9.5% 14.3% 19%
6歳 0 0 0 4 0% 0% 0%
7歳以上 0 0 0 1 0% 0% 0%

3歳馬と4歳馬が最も勝利しており4回。日本から参戦予定の3歳馬・フォーエバーヤングには心強いデータだ。次いで5歳が2勝挙げている。6歳以上の勝利はなく、2着・3着にも1度も入っておらず苦戦を強いられている。

3歳の身で挑戦するフォーエバーヤング(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 10 10 10 74 9.6% 19.2% 28.8%
牝馬 0 0 0 1 0% 0% 0%

過去10年はいずれも牡馬・セン馬が勝利している。牝馬は出走数自体が少なく4着以下が1回あるのみで苦戦傾向。有力馬のシティオブトロイをはじめ今年も牡馬が多くエントリーしている。

有力馬の一頭、シティオブトロイ(Photo by Getty Images)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 26.3% 39.5% 52.6%
10倍~29.9倍 0% 7.7% 17.9%
30~49.9倍 0% 20% 30%
50~99.9倍 0% 0% 0%
100倍以上 0% 0% 0%

過去10年の単勝オッズ別成績。単勝10倍未満が最も勝率が高く26.3%。最も人気を集めて勝ったのが2022年のフライトラインで1.4倍。単勝オッズが10倍を超えた馬の優勝はなく順当に人気馬が勝利する傾向だが、2着3着には単勝オッズ10倍以上の馬が入ることもあり、伏兵の馬にも注意が必要だ。

2022年は圧倒的な人気を集めたフライトラインが優勝(Photo by Getty Images)

表6:前走レース別成績表

ブリーダーズカップクラシックにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
トラヴァーズステークス(米・G1) 2 0 1
オーサムアゲインステークス(米・G1) 1 4 1
ジョッキークラブゴールドカップ(米・G1) 1 2 2
パシフィッククラシック(米・G1) 1 2 0
ウッドワードステークス(米・G2) 1 1 1
ペンシルベニアダービー(米・G2) 1 0 1
プリークネスステークス(米・G1) 1 0 0
ルーカスクラシック(米・G3) 1 0 0
ホイットニーステークス(米・G1) 1 0 0
ケンタッキーダービー(米・G1) 0 1 0
ペンシルベニアダービー(米・G1) 0 0 2
条件戦 0 0 1
ケルソハンデキャップ(米・G2) 0 0 1


過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。トラヴァーズステークスをステップにした馬が最も多く2回ずつ勝利している。他はアメリカの様々なG1、G2レースから参戦している。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
アメリカ 10 8 9 66 10.8% 19.4% 29.0%
イギリス 0 1 0 1 0% 50% 50%
日本 0 1 0 1 0% 50% 50%
UAE 0 0 1 0 0% 0% 100%
アイルランド 0 0 0 4 0% 0% 0%

過去10年では地元アメリカが10勝している。他の国は苦戦傾向にあるが、日本から参戦予定のフォーエバーヤング、ウシュバテソーロ、デルマソトガケは日本馬初の栄冠を手にすることができるだろうか?

日本から参戦予定のウシュバテソーロ(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

この先を読むにはJRA-VAN会員登録が必要です(無料)

※外部サイトに遷移します