ブリーダーズカップターフ 2024/11/3(日) 06:01発走 デルマー競馬場

レース傾向(STATS)

アメリカ競馬における下半期のハイライト、ブリーダーズカップデー。
芝2400メートル路線のチャンピオンを決めるのがブリーダーズカップターフで、今年は日本からシャフリヤールとローシャムパークが参戦予定。
過去10年のデータより、ブリーダーズカップターフのゲート番別、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • レベルスロマンス

    123

  • シャフリヤール

    120

  • ルクセンブルク

    120

  • エミリーアップジョン

    119

  • ジェイアービー

    117

  • ウイングスパン

    116

  • ファーブリッジ

    116

  • ローシャムパーク

    116

  • ゴールドフェニックス

    112

  • グランドソナタ

    110

  • カボスピリット

    109

  • ゼアゴーズハーバード

    107

  • エルエンシナル

    99

※注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして3ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが10月31日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのはアメリカのレベルスロマンスで123、次いで日本から出走するシャフリヤールとアイルランドのルクセンブルクが120となっている。ローシャムパークは116となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 1 1 1 7 10% 20% 30%
2 1 1 2 6 10% 20% 40%
3 1 2 1 6 10% 30% 40%
4 1 1 0 8 10% 20% 20%
5 1 1 1 7 10% 20% 30%
6 0 2 0 8 0% 20% 20%
7 0 1 1 8 0% 10% 20%
8 1 0 0 9 10% 10% 10%
9 2 0 1 7 20% 20% 30%
10 0 0 2 8 0% 0% 20%
11 1 1 1 6 11.1% 22.2% 33.3%
12 1 0 0 7 12.5% 12.5% 12.5%
13 0 0 0 4 0% 0% 0%
14 0 0 0 1 0% 0% 0%

内枠から外枠にかけて満遍なく勝利しているが、最も勝利を輩出しているのは9番ゲートの2回。2番ゲート、3番ゲートも連対率と3着内率が高い結果となっている。昨年はオーギュストロダンが4番ゲートから勝利している。

昨年の覇者オーギュストロダン(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
3歳 3 3 2 11 15.8% 31.6% 42.1%
4歳 5 4 1 25 14.3% 25.7% 28.6%
5歳 2 2 5 30 5.1% 10.3% 23.1%
6歳 0 1 1 16 0% 5.6% 11.1%
7歳以上 0 0 1 10 0% 0% 9.1%

4歳馬が最も多く勝利しており5回。次いで3歳馬が3勝、5歳馬が2勝となっている。6歳以上の勝利はなく、連対率、3着内率も低い。日本から参戦予定の6歳馬シャフリヤールと5歳馬ローシャムパークは果たしてどうか。

6歳の身で挑戦するシャフリヤール(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 7 8 7 86 6.5% 13.9% 20.4%
牝馬 3 2 3 6 21.4% 35.7% 57.1%

過去10年では牡馬・セン馬が7勝しているが、勝率・連対率・3着内率牝馬で見ると牝馬の方が好走をしている傾向にある。2020年はアイルランドの牝馬、タルナワが勝利を収めた。

2020年に勝利したタルナワ(Photo by Getty Images)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 25.7% 42.9% 62.9%
10倍~29.9倍 2.2% 6.5% 10.9%
30~49.9倍 0% 5.6% 11.1%
50~99.9倍 0% 6.3% 6.3%
100倍以上 0% 0% 0%

単勝10倍未満の馬が最も勝率が高く25.7%。連対率・3着内率で見ても好成績を収めている。2018年は1.8という圧倒的1番人気に応え、女傑エネイブルが勝利を収めている。30倍以上は勝利を収めていないが50~99.9倍の馬が馬券圏内に入ることもあり、人気薄の馬も軽視はできない。
※2021年、2022年はJRAオッズ、それ以外は現地オッズ。

2018年、圧倒的な人気に応えて優勝したエネイブル(Photo by Getty Images)

表6:前走レース別成績表

ブリーダーズカップターフにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
凱旋門賞(仏・G1) 2 3 0
ジョーハーシュターフクラシック(米・G1) 1 2 5
英チャンピオンステークス(英・G1) 1 2 2
アイリッシュチャンピオンステークス(愛・G1) 1 0 1
オペラ賞(仏・G1) 1 0 0
フォワ賞(仏・G2) 1 0 0
アーリントンミリオン(米・G1) 1 0 0
条件戦 1 0 0
オイロパ賞(独・G1) 1 0 0
クールモアターフマイル(米・G1) 0 1 0
英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークス(英・G1) 0 1 0
ジョンヘンリーターフチャンピオンシップステークス(米・G2) 0 1 0
ヴェルメイユ賞(仏・G1) 0 0 1
札幌記念(日・G2) 0 0 1


凱旋門賞をステップにした馬が2回勝利を挙げ、2着も3回と好成績を収めている。他はジョーハーシュターフクラシックやアーリントンミリオンなど地元アメリカのG1をステップにする馬や、ヨーロッパの主要レースからの参戦が目立っている。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
アイルランド 4 4 3 11 18.2% 36.4% 50.0%
イギリス 3 1 1 12 17.6% 23.5% 29.4%
アメリカ 2 4 5 62 2.7% 8.2% 15.1%
フランス 1 1 0 3 20.0% 40.0% 40.0%
日本 0 0 1 0 0% 0% 100%
アルゼンチン 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利を挙げているのがアイルランドで4勝。次いでイギリスの3勝、アメリカの2勝となっている。日本から参戦予定のシャフリヤールとローシャムパークにはブリーダーズカップターフ初制覇の期待がかかる。

日本馬初制覇の期待がかかるローシャムパーク(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

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