ブリーダーズカップマイル 2024/11/3(日) 08:45発走 デルマー競馬場

レース傾向(STATS)

アメリカ競馬における下半期のハイライト、ブリーダーズカップデー。
芝の最強マイラーを決めるのはブリーダーズカップマイル。今年は日本からテンハッピーローズとジオグリフが参戦予定。
過去10年のデータより、ブリーダーズカップターフのゲート番別、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • ノータブルスピーチ

    122

  • ポータフォーチュナ

    120

  • ラマチュエル

    120

  • ディエゴヴェラスケス

    119

  • カールスパクラー

    117

  • ヨハネス

    116

  • テンハッピーローズ

    115

  • モアザンルックス

    114

  • ジオグリフ

    113

  • チリフラッグ

    113

  • ウィンフォーザマネー

    111

  • ゴリアド

    111

※注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして3ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが10月31日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのはアメリカのノータブルスピーチで122、次いでアイルランドのポータフォーチュナとアメリカのラマチュエルが117となっている。日本から出走するテンハッピーローズは115、ジオグリフは113となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 0 2 1 7 0% 20% 30%
2 1 1 0 8 10% 20% 20%
3 0 0 2 8 0% 0% 20%
4 1 2 0 7 10% 30% 30%
5 2 1 0 7 20% 30% 30%
6 1 1 0 8 10% 20% 20%
7 1 0 0 9 10% 10% 10%
8 0 2 2 6 0% 20% 40%
9 1 1 0 8 10% 20% 20%
10 0 0 1 9 0% 0% 10%
11 0 0 0 10 0% 0% 0%
12 0 0 2 8 0% 0% 20%
13 1 0 2 6 11.1% 11.1% 33.3%
14 2 0 0 4 33.3% 33.3% 33.3%

最も勝利を輩出しているのは5番ゲートと14番ゲートの2回。連対率・3着内率を見ると、4番ゲート、8番ゲートも好成績を収めている。昨年の覇者マスターオブザシーズは13番ゲートからスタートしている。

昨年の覇者マスターオブザシーズ(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
3歳 4 2 2 23 12.9% 19.4% 25.8%
4歳 1 4 2 28 2.9% 14.3% 20%
5歳 5 4 3 33 11.1% 20% 26.7%
6歳 0 0 2 18 0% 0% 10%
7歳以上 0 0 1 3 0% 0% 25%

5歳馬が最も多く勝利しており5回。日本から参戦予定の5歳馬・ジオグリフには心強いデータだ。次いで3歳馬が4勝、4歳馬が1勝となっている。6歳以上の勝利はなく、連対率、3着内率も低い。

5歳の身で挑戦するジオグリフ(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 8 7 10 81 7.5% 14.2% 23.6%
牝馬 2 3 0 24 6.9% 17.2% 17.2%

過去10年は牡馬・セン馬が8勝を挙げている。牝馬は過去2回制覇しており、勝率・連帯率では牡馬を上回っている。日本から参戦予定のテンハッピーローズにも期待がかかる。

日本から参戦予定の牝馬テンハッピーローズ(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 17.5% 30% 35%
10倍~29.9倍 1.6% 8.1% 19.4%
30~49.9倍 7.1% 7.1% 14.3%
50~99.9倍 6.3% 12.5% 12.5%
100倍以上 0% 0% 0%

単勝10倍未満が最も勝率が高く、連帯率・3着内率に広げても好成績を収めている。単勝10倍以上の馬も馬券圏内に入るケースがあり、50倍以上の馬も勝利を挙げている。2020年はオーダーオブオーストラリアが単勝74.2倍で制している。伏兵の馬にも注意が必要だ。
※2021年、2022年はJRAオッズ、それ以外は現地オッズ。

2020年は伏兵オーダーオブオーストラリアが制し、波乱の結果に。(Photo by AP/アフロ)

表6:前走レース別成績表

ブリーダーズカップマイルにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
ファーストレディステークス(米・G1) 2 1 0
フォレ賞(仏・G1) 2 1 0
クールモアターフマイル(米・G1) 2 0 3
ウッドバインマイル(加・G1) 1 3 1
クイーンエリザベス2世ステークス(英・G1) 1 2 0
ムーランドロンシャン賞(仏・G1) 1 0 0
愛インターナショナルステークス(愛・G3) 1 0 0
デルマーマイルハンデキャップ(米・G2) 0 1 1
シティオブホープマイルステークス(米・G2) 0 1 0
クイーンエリザベス2世チャレンジカップ(米・G1) 0 1 0
英チャンピオンズスプリントステークス(英・G1) 0 0 2
条件戦 0 0 1
フォースターデイヴハンデキャップ(英・G1) 0 0 1
ロッキンジステークス(英・G1) 0 0 1


過去10年の1~3着馬の前走レース別成績。ファーストレディステークス、フォレ賞、クールモアターフマイルが2勝ずつ。他は各国のマイルG1を中心としたステップが多いようだ。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
アメリカ 4 4 7 56 5.6% 11.3% 21.1%
イギリス 4 1 2 17 16.7% 20.8% 29.2%
アイルランド 1 2 1 16 5.0% 15.0% 20.0%
フランス 1 1 0 9 9.1% 18.2% 18.2%
カナダ 0 1 0 2 0% 33.3% 33.3%
UAE 0 1 0 0 0% 100.0% 100.0%
日本 0 0 0 3 0% 0% 0%
ドイツ 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利を挙げているのが地元アメリカとイギリスの4勝。今年の有力馬の一頭であるイギリスの出走予定馬ノータブルスピーチは果たしてどうか?

有力馬の一頭、イギリスのノータブルスピーチ(Photo by Getty Images)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

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