注目馬NOTABLE HORSE

コパノキッキング

性齢 セ6
Spring At Last
Celadon
母の父 Gold Halo
調教師 村山明

前走のリヤドダートスプリントはコパノキッキングらしい胸のすくような末脚を久しぶりに披露してくれた。ゲートでやや遅れる格好になったが、初コンビのW.ビュイック騎手に促されながら徐々にスピードに乗ると、最終コーナーからスムーズに大外へ持ち出され、粘るマテラスカイを1頭だけ際立つ脚勢で差し切った。

2018年から2019年にかけてカペラSでの連覇を含む重賞4勝と、国内のダート短距離路線ではトップクラスの地位を築いたコパノキッキングだが、昨年は5戦して未勝利と不本意なシーズンを過ごした。連覇を逃した初戦の根岸Sは、その後にフェブラリーSも制すモズアスコットの2着だけにやむを得ないが、次戦の東京スプリントでは先行策から伸び切れず5着に終わり、続くサマーチャンピオンは小回りコースで58.5kgを負担。さらに東京盃、JBCスプリントの2戦は外目の枠からコーナーを大きく回らされるロスなど、かみ合わないレースが続いた。

コースや相手関係などの影響もあり、昨年は中団付近からのレースが多かったが、実力を全開にするには、前走のように後方から直線勝負の方が合っているのかもしれない。今回はゴドルフィンの主戦としてメイダン競馬場を熟知するビュイック騎手とのコンビ継続も決定。日本調教馬として初のドバイゴールデンシャヒーン制覇へ流れは来ている。