注目馬NOTABLE HORSE

ジャスティン

性齢 牡5
オルフェーヴル
シナスタジア
母の父 Gone West
調教師 矢作芳人

前走のリヤドダートスプリントは何とも悔しい結果となってしまった。ゲートで空脚を踏むような格好になり、1馬身余り出遅れる大誤算。先行力を武器とするジャスティンがいきなり逆風の中でのレースを強いられ、坂井瑠星騎手はロスを最小限に留めるべく馬群の後ろから内目のコースをキープして挽回を図った。逃げたマテラスカイがペースを落として馬群は徐々にひと固まり。ジャスティンも巧みに接近して直線を迎えたが、いざスパートという所で前の馬に詰まり、外からも被されて万事休す。内に切り替えるなど進路を探している間に大勢決した。

坂井騎手のコメントによると、出遅れはゲートで入れ込んだことが原因とのこと。南関東の交流重賞でナイター競馬は経験していたが、初の海外遠征でやはり勝手が違ったのかもしれない。しかし、今回も引き続き海外での実戦とはいえ、サウジアラビアからドバイへの移動時間は短く、1か月ほどの滞在期間もある。環境はかなり改善されるはずで、平常心で臨める可能性も増すだろう。サウジアラビアではコパノキッキングとマテラスカイの背中を見送るだけに終わったものの、昨年10月の東京盃では両馬を抑えて快勝しているように、真っ向勝負でも何ら引けを取ることのない実力の持ち主。巻き返しの期待は大きい。