注目馬NOTABLE HORSE

ヴァンドギャルド

性齢 牡5
ディープインパクト
スキア
母の父 Motivator
調教師 藤原英昭

フランス語で「長期熟成しておいしくなるワイン」という意味を持つ名前の通り、時を経て着実に力をつけてきた。デビュー勝ちから2戦目には東京スポーツ杯2歳Sで3着に善戦。続くホープフルSでは6着に終わるも、直線での大きな不利がなければサートゥルナーリアに肉薄していたであろう内容を残すと、明け3歳のきさらぎ賞と毎日杯で1番人気に推された。いずれも取りこぼしてクラシック戦線に乗ることはできなかったが、秋から再始動すると3連勝で難なくオープン入りを果たし、デビュー時から見せていた素質の高さが本物であることを証明する。

その後、余勢を駆って挑んだ4歳春の重賞3戦は力負け。それでも、サラブレッドが最も充実すると言われる4歳秋には、富士SでG1ホース3頭を従えて待望の重賞初制覇を飾った。次戦のマイルCSは春秋マイルG1制覇のグランアレグリアやインディチャンプをはじめ、近年屈指のハイレベルな相手に6着。内枠が優勢な馬場状態で外の16番枠からという不利もあり善戦と言えるだろう。ひと息入れて臨んだ前走の東京新聞杯は序盤にやや力んで4着も、若い頃に課題としていた気性面にも近走はかなり改善が見られる。M.バルザローナ騎手と初コンビとなる今回は変わり身の余地も大きそうだ。