注目馬NOTABLE HORSE

アルスハイル

性齢 牡4
Dubawi
Shirocco Star
母の父 Shirocco
調教師 C.アップルビー

眠れる才能が大一番で開花するか──ここまで重賞未勝利のアルスハイルだが、ゴドルフィンの素質馬を預かるC.アップルビー調教師が、デビュー当初から大きな期待をかけ続けている1頭だ。

2歳8月のデビュー2戦目に初勝利を手にしたアルスハイルは、次戦でキングマン(2013年)やマサー(2017年)、トゥーダーンホット(2018年)らを輩出した出世レースのソラリオSに挑戦。3着に敗れたものの、前々で流れに乗った後の英2000ギニー馬カメコとは1馬身差でゴールしている。続くオータムSは直前からスパートした勝ち馬と叩き合って半馬身及ばず惜敗。それでも、3着馬を7馬身離してクラシックシーズンに望みをつないだ。

その後、英2000ギニーに8か月ぶりのぶっつけ本番で臨むと、序盤に折り合いを欠くなど力み通しで大敗。次戦はリステッドに条件を落としたところ、6馬身差の圧勝でようやく2勝目を手にした。それから再び8か月の休養を挟んで迎えた前走のジェベルハッタは、2000ギニーと同様に序盤に力みながらも粘りを見せ、ロードグリッターズに半馬身ほどの3着を確保。アップルビー師の話によると調教では常に動くタイプで、昨年のリステッドは2戦目で折り合いもつき圧勝につながった。8か月ぶりを叩いて2戦目は今回も同じ。大きな変わり身を見せる可能性がある。