ドバイシーマクラシック

2022/3/27(日) 00:55発走 メイダン競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

ドバイオナー

性齢 セ4
Pride Of Dubai
Mondelice
母の父 Montjeu
調教師 W.ハガス

ドバイで越冬するゴドルフィンの所有馬を含め、歴史的に欧州勢が強いドバイシーマクラシックにおいて、不気味な存在感を放っているのが英国のドバイオナーだ。ここまでG1出走歴は昨年の英チャンピオンSと香港Cしかなく未勝利だが、その2戦では濃密な内容を残している。

欧州中距離路線の総決算らしく、昨年の英チャンピオンSはドバイシーマC勝ち馬ミシュリフ、英ダービー馬アダイヤー、前年の優勝馬アデイブら超重量級のG1ホースが集った。結果は仏ダービー2着馬のシリウェイが勝ち、ドバイオナーは3/4馬身差の2着に惜敗したものの、前記の強豪たちには先着してみせた。シーズン終盤で一流馬たちは疲労が蓄積している時期だが、ドバイオナーも4か月で5戦目と有利だった訳ではない。

そして、次戦の香港Cではラヴズオンリーユーから1馬身1/4差の4着に善戦。欧州での重賞実績が道悪に偏っていたため、当時は香港でのスピード対応が課題だった。実際に序盤のポジション争いで後れを取り、直線の攻防でも反応し切れずラヴズオンリーユーに突き放されたが、ゴール前では際立つ脚勢で巻き返してきた。これまで2000m(10ハロン)までしか経験がなく、今回は距離が未知数ではあるものの、ペースが落ちる分だけ追走は容易になるはず。英チャンピオンSで地力は証明済みだけに、その名の通りにドバイでG1初制覇の栄誉に浴すことがあっても不思議はない。