クイーンエリザベス2世カップ

Queen Elizabeth II Cup

2018/04/29(日)17時40分発走 ※発走日時は日本時間

シャティン競馬場

タイムワープ

タイムワープ
性齢 セ5
Archipenko
Here To Eternity
母の父 Stormy Atlantic
調教師 A.クルーズ(HK)

ダンビュライトが父子制覇を目指すなら、このタイムワープも境遇は同じ。父アーキペンコは10年前の2008年にクイーンエリザベス2世カップを制し、昨年暮れの香港カップから5日後、息子のG1初制覇を見届けるように天国へ旅立った。その香港Cは800m通過に51秒39、1200mには1分15秒76を要す異例のスローペースとなり、逃げたタイムワープが展開を利した印象は否めなかった。1か月後、G1スチュワーズカップ(1600m)はゲートで後手を踏んだ上に800m通過47秒90の流れの中を掛かって押し上げ、キャリア最悪の10着に惨敗とモロさを露呈している。

しかし、再び2000mに戻った次戦のG1香港ゴールドカップでは発馬を決めてハナに立つと、序盤に絡まれて800m通過49秒03と香港Cより2秒余り速い流れになったものの、中団で機をうかがっていたワーザーと直線一杯に一騎打ちを演じ、抜群の勝負根性を発揮してねじ伏せている。逃げ切りで1分59秒97のトラックレコードを叩き出す文句なしの内容で、香港Cが恵まれただけの勝利でないことを満天下に示してみせた。前走のG2チェアマンズトロフィー(1600m)は800m通過46秒88のハイペースで逃げたこともあり、またも10着に沈んだが、もはやタイムワープに1600mが合っていない感も。G1連勝中でレコードホルダーの舞台となる今回は巻き返し確実だろう。

タイムワープの競馬データ