ピンハイスター
性齢 | セ4 |
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父 | Nom Du Jeu |
母 | Vicky |
母の父 | Encosta De Lago |
調教師 | J.サイズ(HK) |
香港ダービー馬が同一年にクイーンエリザベス2世カップを制したのは、ヴェンジェンスオブレイン(2005年)、アンビシャスドラゴン(2011年)、デザインズオンローム(2014年)、ワーザー(2016年)の4頭。昨年は香港ダービー馬が出走しなかったため、このピンハイスターは地元のダービー馬として2年ぶりの参戦ということになる。ただ、偉大な4頭と比較すると戦績はいささか地味で、香港4歳三冠戦に出走したのは前走の香港ダービーのみ。それまではデビューしたオーストラリアでの3戦を含め条件戦しか経験がなかった。
ピンハイスターは2017年春までにオーストラリアで3戦2勝。その後に香港へ移籍し、11月の初戦から3連敗と勝ちあぐねた。しかし、年が明けると4戦目にして初勝利を挙げ、それをきっかけに3連勝で香港ダービーに挑んだ。3連勝はいずれも1400mのレースだったうえ、距離経験も1600mまでしかなく、いきなりの2000mは未知数だったが、レースでは距離延長で折り合いを欠くどころか置かれ気味に最後方を追走すると、直線で怒とうのごぼう抜きを演じた。二冠目の香港クラシックカップ優勝馬シンガポールスリングを2馬身近く切り捨てた内容からも、世代トップクラスの力量を見てとることができ、末脚の破壊力は不気味この上ない。
ピンハイスターの競馬データ